10/24 セミナー:アブラヤシ農園での労働実態と改善への動き~農園労働組合代表を招いて、パーム油の調達と投融資から対応策を考える~

01 10月 2018

パーム油の8割以上を供給しているマレーシアとインドネシアにおいては、労働者の権利侵害が蔓延しています。例えば、移住労働者や日雇い労働者に厳しいノルマを課し、最低賃金も支払わず、児童労働への関与が認められるなど人権侵害が起きています。米国労働省の調査レポートでも両国でのパーム油生産は児童労働のリスク、マレーシアでは強制労働のリスクも高い産品とされています。
日本向けパーム油供給も行なっている大手サプライヤーの持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)認証農園でも、違法な労働慣行が行われていることが報告されており、RSPO認証制度の課題として指摘され、改善が求められています。問題が指摘された企業グループに、日本の3メガバンクも融資を行っており、日本はパーム油の輸入消費国として、また農園開発の投資国としてもこの問題に関わっています。
アブラヤシ農園での労働実態についての調査レポートを発表し、状況改善を求めて活動をしている現地の労働組合代表の方に、今回、現地の状況をお話しいただくとともに、こうした状況を改善するために調達面、投融資面から対応策について考えていきたいと思います。

【スピーカー】
・ヘルウィン・ナスティオン(インドネシア農園労働者組合Serbundo会長)
「インドネシアにおけるアブラヤシ農園労働者の生活実態」
・川上豊幸(レインフォレスト・アクション・ネットワーク日本代表)
「パーム油調達企業と投融資機関等の対応状況について」
・コメンテータ 山田美和氏(アジア経済研究所)

時間:午後1時から午後4時

場所:日比谷図書文化館 スタジオプラス(小ホール)
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/
〒100-0012東京都千代田区日比谷公園1-4
東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ヶ関駅」B2出口より徒歩約3分
都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分
東京メトロ 千代田線「霞ヶ関駅」C4出口より徒歩約3分
地図はこちらから

【参加費】1000円

お問い合わせ先:アジア太平洋資料センター(PARC) 担当:田中
     Tel:03-5209-3455 e-mail:alter@parc-jp.org

【主催団体】
熱帯林行動ネットワーク(JATAN)、Fair Finance Guide Japan、
レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)

【協力】
アムネスティ・インターナショナル日本、地球・人間環境フォーラム、プランテーション・ウォッチ

【助成】
スウェーデン国際協力庁(SiDA)