汚職・腐敗は、政治的、社会的そして環境面でもネガティブな影響をもたらします。不正行為により税収が減ったり財政負担が不当に増えたりすることによって、学校や病院、飲み水供給といった生活に欠かせない設備投資が後回しになり、政府の機能を低下させる要因となっています。
金融機関は、マネーロンダリングや賄賂の受け渡しに関わることはもちろん、金融機関自身も賄賂の授受に携わるべきではありません。また、汚職・腐敗に関わる企業への投融資は回避するべきです。
汚職に関するスコアでは、上記のようなお金の流れを防ぐため、金融機関がどのような方針・対策を表明しているかを採点基準として用いています。具体的には、金融機関が企業との取引時にその企業の実質的支配者を適切に確認しているか、重要な公的地位を有する人々かどうかを確認しているか、、不当利益の提供・請求・受領等を行う企業に関与しないことを表明しているか、などを判断基準にしています。
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→Fair Finance Guide スコア算出方法