No More GMO 融資!銀行から遺伝子組み換え関連企業に流れる1.8兆円を止めよう

気候変動による天候不順、投機市場による食料価格の高騰、水産資源の乱獲など、私たちの食卓は今さまざまな要因によって脅かされています。その中でも、今最も見えにくい形で私たちの食卓を脅かしていることの一つが遺伝子組み換え生物の蔓延です。

Fair Finance Guideでは食べる人やつくる人の安全だけでなく、農業の持続可能性を揺るがし、幅広く食を脅かす技術として遺伝子組み換え関連企業への投融資を非倫理的な行動と定めています。

しかしながら、日本に限らず、世界の大手銀行は過去も現在も遺伝子組み換え関連企業へ資金を投入しています。そしてそのことが企業を成長させてきたといえます。このたび、Fair Finance Guide Japanが行った調査では、2012年から2016年10月までの間に日本の大手金融機関からは1.8兆円もお金が流れていることが判明しました。その元をたどれば、多くは私たち預金者のお金です。また、2016年夏に公開された年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用状況によれば、私たちの年金からも3400億円近くの投資が行われていました。未来の私たちのお金が、私たちの未来を奪いかねないような企業に投資されていたわけです。

現在、遺伝子組み換え作物からつくられた 食品はまだ限られています。それらを避けることも、気を付けて生活すれば比較的容易にできます。しかし、銀行に預けたお金の行き先、年金の運用先を見ていかなければ、いつの間にか私たちは遺伝子組み換え食品に囲まれて生活することになってしまうでしょう。そんな未来をつくらせないために、今銀行の実態を知り、その投融資方針を変えていくために行動しましょう。

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