Fair Finance Guideでは、銀行の社会性を各テーマごとに10点満点スコアを算出しています。スコアが高いほど、そのテーマにおける銀行の投融資方針が充実していることを意味しています。評価基準やスコアの具体的な算出方法については、スコアの算出方法をご覧ください。
投融資先企業に、国連グローバルコンパクトやOECD多国籍企業行動指針、ビジネスと人権に関する指導原則の順守を求めていることがあげられます。また、大規模な開発プロジェクトに融資する際にエクエーター原則を投融資基準として採用しています。
Fair Finance Guide日本版は2014年12月に開設し、毎年、銀行ガイドのスコア改訂を行っています。2015年の改訂においてスコアが最も上昇した銀行はりそなでした。りそなの人権に関するスコアは開設当初ゼロでしたが、投融資先に世界人権宣言の順守を求める方針改訂を行ったため、3メガバンクを上回るスコアを獲得しました。また、2016年の改訂では、それまで4位だった三井住友トラストが、エクエーター原則への署名を反映して1位に上昇しました。2018年の改訂では、農林中金がエクエーター原則に署名し、さらに投融資方針が改善されました。
現在、Fair Finance Guideは14ヵ国以上で展開しています。厳密な国際比較は実施していませんが、ヨーロッパ諸国には、日本の銀行の倍以上のスコアを獲得している銀行が数多くあります。
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